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広報Report

訪問看護の現場から②

2017年 10月03日 10:39

ご家族の負担を少しでも軽く

その患者さんは病院での治療を一切望まれず、自宅療養したいとの意思がとても強い方でした。
ご主人と娘さんの3人暮らしですが、娘さんがとても熱心に自宅で看護をされています。その甲斐あってでしょう。現在は緊急状態を抜けて、大抵のことを患者さんがお一人でできるまで回復されています。
患者さんもご主人も高齢のため、私たちが伺わない日は、家族3人で話すことはあまりないらしく、娘さんの身体的・心理的負担はとても大きいようでした。訪問時間は短いのですが、娘さんから「訪問看護に来てくれると、家族が会話する時間もでき、それだけでも安心できます。ありがとうございます」と先日、言葉をいただきました。訪問時はリハビリを兼ねた散歩を行い、できるだけ外の空気を吸いながら、会話を多くするようにしています。

笑顔のケアに努める

現在、訪問看護ステーションには、糖尿病と認知症の合併症状、腹膜透析、がんの患者さんからの依頼が多くあります。病気の進行具合や体調の管理、医療処置、薬をきちんと飲めているかのチェック、事故防止など、訪問看護師に求められていることはさまざまです。

認知症患者さんや独居の方が増えていく中で

今後、認知症の患者さんはさらに増えるでしょう。患者さん本人はもちろん、ご家族のケアも大切で、ご家族が疲弊しないようにサポートしていきたいと、注意をはらいながら訪問しています。
また、地域で一人暮らしの方も今後、ますます多くなってきます。人と会話する機会がなく、TVを見ても笑えないと言う方もいらっしゃいます。少なくとも、私たちが訪問した時は笑顔になってほしい。そんな思いで訪問を続けています。